PFAS(有機フッ素化合物)について
 ~永遠の化学物質~ 

近年、PFASをはじめとした化学物質のニュースを耳にする機会が増えています。

しかし、PFASがどのような物質で、なぜニュースに取り上げられているのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
PFASの概要や規制の歴史、現在までの動向について詳しく解説します。

PFASとは

PFAS(ペルフルオロアルキル物質及びポリフルオロアルキル化合物)は、
少なくとも1つの完全にフッ素化された炭素原子を含む有機フッ素化合物の総称で、
約10,000種類以上の化合物が含まれます。
これには、PFOSやPFOAなどの低分子量のものから、
PTFE(テフロン?)などの高分子量のものまで含まれます。

PFASによる環境破壊や健康被害について

PFASは炭素原子とフッ素原子が強固に結びついた有機物です。
多くの有機物は土や川などの環境に排出されると、微生物やプランクトンの働きにより分解されますがPFASは環境中で自然分解されず、 土や川に残留し続けます。
長い間PFASは、人体に蓄積すると発がん性があると疑われていました。
最新の研究・分析データにより、その懸念は正しかったと認められつつあります。

2023年12月にWHO(世界保健機関)の専門組織であるIARC(国際がん研究機関)は、PFOAに発がん性があると認定。
その結果を受けて、WHOはPFOAを喫煙やアスベストと同様のリスクがある化学物質と位置づけました。

しかし現時点では、どの程度のPFOAを摂取すれば人体への影響が発生するかは明らかになっていません。

また、発がん性以外の人体への影響も分かっておらず、世界中で調査が進んでいます。
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PFAS規制に向けた各国の動きについて

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